口腔周囲の成長と機能の低下3/4
こんにちは。むらき歯科医院、ドクターの大森です。前回の続き。学童期の成長の話をしていきます。
口腔の成長期に僕たちが望む事は、今ある問題に対処して、いい未来、楽しい人生を送る事です。そのために目指すゴールは次の4つになります。
・舌の正しい位置。
・唇を閉じる。
・鼻で息をする。
・正しい嚥下の仕方。
安静時、無意識の時間に舌は上顎の正しい位置に有る。安静時、唇は常に閉じている。常に鼻呼吸をしている。飲み込むときは体を動かさず正しい舌の位置で唇を閉じて飲み込む。
また、上顎骨を舌で押すので、顎の成長方向が前よりになり、鼻呼吸を行いやすい骨格に成長します。これは、将来的な機能の低下を抑制し長期的に健康な口腔周囲を獲得しやすくなります。