総社市のむらき歯科医院 受付助手の石原です。
赤ちゃんの歯並びのためにできることについてお話します。
赤ちゃんの歯並びは成長とともに大きく影響を受けるため、初期段階でのケアが重要です。赤ちゃんの口腔環境や食生活、姿勢など、親ができることは多岐にわたります。赤ちゃんの歯並びのためにできる具体的な方法を紹介します。

1.赤ちゃんの歯並びが大切な理由
2.授乳と口腔発達の関係
3.離乳食の役割と正しい食べ方
4.姿勢と口腔発達の関連性
5.早めに気を付けるべき習慣
1. 赤ちゃんの歯並びが大切な理由
歯並びは見た目だけでなく、噛む力やさらに呼吸に影響を与える重要な要素です。 赤ちゃんの歯並びは乳歯が生え始める時期から徐々に形成され、その後の成長に大きな影響を与えます。初期段階での歯並びケアは将来の噛み合わせや虫歯予防に繋がります。
また歯並びが悪いと食べ物をしっかり噛むことができなくなり、消化にも影響を与える可能性があります。 さらに歯並びが悪いことが原因で口呼吸が促進され、鼻呼吸ができない状態になり口腔内が乾燥し虫歯や歯周病のリスクが高まります。赤ちゃんの歯並びを整えるために親ができることを早めに知っておくことが重要です。
2. 授乳と口腔発達の関係
授乳は赤ちゃんの口腔発達において非常に重要な役割を果たします。 母乳を飲みながら赤ちゃんは口全体を使って吸いつくため、口周りの筋肉が自然に発達します。歯に何らかの影響を考慮するため、母乳育児を推奨する理由の一つです。
また哺乳瓶での授乳にも問題はありませんが、哺乳瓶の乳首の形状やサイズが正しくないと赤ちゃんの舌や顎の動作が制限され、口腔の発達への悪影響を及ぼす可能性があります。哺乳瓶での授乳の際には赤ちゃんがしっかりと吸え、無理な姿勢で飲んでいないかを確認することが大切です。
3.離乳食の役割と正しい食べ方
離乳食は赤ちゃんが固形物を噛む力をつけるための大切なステップです。 離乳食を始めるタイミングや食べ物の固さに気を配ることで、噛む力が正しく発達し歯並びの良い基盤を作ることができます。
特に固さのある食べ物を噛むことは、顎の発達にとって非常に重要です。 噛むことで顎が成長し、歯が正しい位置になりスペースが確保されます。 逆に柔らかいものばかり食べていると顎の成長が未発達となり、その後の成長に大きな影響を与えます。離乳食を食べる際の姿勢にも注意が必要になるので 正しい姿勢で食べることや、食べ物をしっかりと噛む習慣を身につけ、口腔機能を向上させましょう。
4.姿勢と口腔発達の関連性
赤ちゃんの姿勢が崩れていると顎や首の筋肉が正常に発達せず、歯自体に悪影響が出る可能性があります。姿勢が崩れていると顎が下に引っ張られ、歯が本来の位置に生えないことがあります。
赤ちゃんのうちから正しい姿勢を守ることが将来の歯並びを守る一つの方法です。寝るときや抱っこする際、背骨や首が自然な形で支えられるように注意することが重要です。 横向き寝やうつ伏せ寝の時間が長すぎる場合は、顔や顎に圧力がかかり歯にも悪影響を及ぼします。
5. 早めに気を付けるべき習慣
赤ちゃんの頃から習慣に注意することが将来の歯並びの良し悪しを左右します。 たとえば指しゃぶりや長時間の補乳瓶の使用は歯並びが乱れる原因になります。 指しゃぶりや補乳瓶の使用は噛む力の発達を遅らせたり顎の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
おしゃぶりの使用も正しいタイミングでやめることが重要です。おしゃぶりを何気なく使い続けることで歯並びが悪くなる可能性があるため、適切な時期に徐々に卒業させましょう。赤ちゃんの頃からの習慣を見直し、正しい指導を行うことが将来の歯並びの改善につながります。
まとめ
赤ちゃんの歯並びは授乳や離乳食、姿勢、そして初期の習慣が大きな影響を与えます。親としてできることは多く初期のケアや正しい習慣作りが将来の健康な歯並びの土台となります。成長に合わせた口腔ケアをしっかり行い、健やかな成長をサポートしていきましょう。
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