タイトルなし
こんにちは。むらき歯科医院、ドクターの大森です。
さて、皆さんは宇喜多直家と言う男を知っているだろうか?
戦国三大梟雄で斎藤道三、松永久秀と並び。中国三大謀将にて毛利元就、尼子経久と並べられる人である。
宇喜多直家の思い出と言えば、小学生の頃こんな本が小学校に並べられた。
岡山城築城400年記念に作られた岡山城に纏わるひとの漫画だ。上下二巻、下巻はオマケのような内容のため上巻だけで十分に伝わるだろう。ここに書かれた宇喜多直家はかなり綺麗に書かれていたが、小学生ながらにギリギリ真っ黒であった。
そこから大人になり行き着いた宇喜多直家の小説がこれ
高橋直樹の黒い風雲児。残念ながら絶版のため中古でしか買えない。
この中の宇喜多直家は黒いただただヒタスラに黒い。ただ、黒い宇喜多直家も悩みが多く。よく悩み、よく暗殺し。よく背く。そして成り上がる。ヒーローや英雄、華々しい話が多い戦国大名の話の中でここまでボトムの底の澱みのような主人公が居るだろうか?というくらい救いようがない。
岡山人にぜひ一度読んでもらいたい一冊である。ぜひ。