厚生労働省受理かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所

むらき歯科医院

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    (火曜午前は11:30、土曜午後は16:30まで)
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幸せを運ぶ男「むラッキー」の徒然日記

トンド地区の家族を家庭訪問

歯科衛生士募集中のむらき歯科院長です

今日も、フィリピン歯科ボランティアのお話です

フィリピンの最貧困地区であるトンド地区の
2つの家族を家庭訪問させていただきました。
トンド地区の中には、自治区がたくさん存在します
その内のひとつの入り口です


一軒目は、家族父母子どもの3人で住む家族です




母親は25歳、子どもは6歳
父親の職業は、スカベンジャー
Scavengerとは、ゴミの中から利用できるものをあさる廃品回収者のことです


父親の収入は一日あたり200ペソ
収入はムラがあり、ほとんど入らない日もあるそうです
そのため、母親もベビーシッターをして副収入を得ています
インタビュー中も子どもを抱いていました
家族の月収入は、約8000ペソ
家は2畳位の広さで、夜はそこにマットをひいて三人で寝ます


部屋の入口のそばに水瓶があり、


その横には火鉢が置いてあり薪で料理をします


水瓶のある半畳くらいのスペースにはカーテンがあり、
そこで、鍋のような器の中にうんこやしっこをして
近くの川に捨てに行くそうです(川は驚くほど汚いです)



住んでいるその部屋は貸家だそうで、オーナーに家賃を月に1500ペソわたします
その辺りの家族はみんなそのオーナーに家賃を払うそうで、
こんなところで商売する人も居るんだと知りました
電気代が1500ペソ
残りの5000ペソのうちの70%が食べ物代
10%が水を買うお金だそうです
ほとんどお金は残らないので、余暇に使うお金はありません
休日の楽しみは何ですかと聞いたら、教会へ行くことだそうです
子どもは一人で十分なので、今はピルを飲んでいて
子どもの夢は、モデルか教師になることだと言ってました
お母さんに、自分の夢は何ですか、と聞いたら
もう一度勉強して、学校を卒業したいと言ってました(感動)
もしお金がたくさんあったらどうしますか?という問いには
家を立ててここから(トンド地区)出たいと言われていました。
ここからは、歯の話
歯磨きは、一日3回してるそうです、でも子どものお口の中はほとんどの歯が虫歯です
子どもが、痛がったら近くにある国の施設のヘルスセンターに連れて行くそうです
でも、いつもDrが居るわけではなく、薬も不足していることもあるそうでした。
歯ブラシは、1本50ペソくらいで、3~4ヶ月に一回替えるそうです
想像を超える生活環境でしたが、それでも子どもたちの笑顔はキラキラ輝いていました。






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